昨年12月からの寒波の襲来、大雪により、各地で凍結による水道管の破裂・漏水といったライフライン、住宅への被害が発生し、多くの方々が被災されました。被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。3月に入り、気温が上昇したことによって、雪が解け、被害に気付いたという方もいらっしゃるかもしれません。これら大雪等の自然災害の後には、保険金をめぐるトラブルに特に注意しなければなりません。

災害に乗じて、被災した方に対し、手数料を取ることを前提として「火災保険の保険金が使えるから実質負担なく工事ができる」、「無料で保険の請求代行をする」などといって、住宅修理サービスや保険金請求代行等を持ち掛ける業者が、災害後は特に急増します。雪解けにより屋根等の損害箇所を確認することが可能になる3月以降は、特に注意が必要です。

問題のある業者と契約してしまうと、保険金が支払われずに修理代金を自己負担することになったり、解約しようとすると高額な解約手数料を要求されたりするなどのトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。

 保険金の請求手続きは、手数料をかけずにご自身で行うことができますので、お住まいの住宅に被害が生じている場合や、具体的な手続き等についてご不明点等がある場合には、まずは取扱代理店または保険会社までご連絡ください。

一般社団法人日本損害保険協会「悪質な住宅修理業者特設サイト」

https://www.sonpo.or.jp/news/caution/syuri.html